NODAMAP初体験。
走れメルスは野田秀樹初期の作品らしい。
いつも、リアリティーのある芝居ばかり見ているせいか
走れメルスのリアリティーのなさは新鮮だった。
そして何より、あの芝居のスピード感は
2倍速で芝居を見ているかのようだった。
笑わせるセリフについては、まああまり笑いはしなかった。
でも、笑わせるための芝居じゃないのでそんなことはどーでもいい。
ストーリーはね、多分完全には理解してないな。
自分て頭悪いなと思った。
それにしても演出、あの表現力。
すごい。

JOKER

2004年3月30日 演劇
観てきました。
作・出演−生瀬勝久、主演−明石家さんまさんです。
総合的にはまあ、わりと面白かったです。
最初の導入部を見たとき、無駄に劇中劇のコントが長く
遠くからきたのに、「金と時間返せ」とすら
思いましたが、それが本編の前フリと分かり一安心。
本編はまあまあよかった。

JOKERってそういう意味かあ。
小栗君はまあともかく、市川実日子が憲兵だったとは
思いませんでした。
しかし、市川さんが憲兵だったからといって
「えーっ!そうなのー!!」というような驚きというか
誰かが誰かのフリをしたり、うそをついたりすることが
題材となっている良質な舞台を見たときに感じる
「すごい緻密な脚本だなあ(感嘆)。」
といったたぐいの気持ちは全くわきませんでした。
「まあまあよかった」と言ってるわりに辛口なんですが・・・。

ただ、個人個人の個性みたいなものはよく出ていたと思います。
生瀬さんの演技は上手かったし、
さんまさんは、「さんまさん」なので存在感あったし、しかも
ジムをクビになった(BY御殿)とは思えない
引き締まった体にはいささかビックリしましたし、
ヌッくんや新谷さんはいい味だしてたし。
小栗旬君のかっこよさにも見惚れたし。本物の方がかっこいい!

そうそう、携帯が鳴ったときにさんまさんがそれを上手く利用して
セリフにつなげてたのはさすが。
あの笑いのおかげで携帯鳴らした人もちょっと救われたのでは。

でも、さんまさんにせんべいだかクッキーをかけられるほどの
前の席だったので関係者っぽい人も多かったような・・・。
そんなに面白くない箇所でもでかい声で笑う笑う。
あれ、一般の人からしたらかなり引くね。はぁ〜。

あっ、最後のドンデン返しは笑いました。
「本編の話もウソやねん」ていう。