「学力の低下」って最近よく言われている。
「学力の低下を招いているもの」=「ゆとり教育」らしい。
一理ある。まあ、一理でしかないが。
結局のところ、ゆとり教育ってのは理想教育なんだよね。別に「ゆとり教育」っていうのは学ぶ事を否定するものでも何もないし、今までのように「覚える」ことに重点を置くものではなく、むしろ「考える」ことを重点におく新しい勉強方法なんだと思う。その考え方には基本的に、個人的には賛成なんだけど、問題は教えてる張本人、つまり、先生達が「詰め込み教育」最前線で勉強してきた人達だってこと。先生だけに限ったことじゃなく、詰め込んで覚えてきた世代の人達にとって「違う方法」を選ぶってことは自分達が今までしてきたことを全否定されているような気がするのではないか。教えてる方が「これでいいの?」ってな状況じゃ、まあうまくはいかないだろうね。そういう人達にとっては「ゆとり」=「暇をつくる」=「勉強しない」=「学びの否定、学ぶ意欲の低下」という間違った思考につながるのだろう。
まあ、「学ぶ意欲の低下」っていうのはゆとり教育より何より今の子達に「目標」がないことが一番の原因ではないかと私は思っている。一昔前だったら、いい大学入れば一流企業に就職できて、老後までリストラの心配もなく安定した生活を送ることができたわけで、「勉強するメリット」があったのだけど、今は東大に行ったからって就職できるわけじゃないし、それが子供達にも分かっちゃってるんじゃないだろうか。勉強していい大学入って何になるの?っていう。
だけど、逆を考えたらこれは何らかの「目標」を持ちさえすれば今の子はそれに向かって頑張れる、即ち、学ぶことに興味をもつ可能性も充分秘めてるわけで・・・。
そういう自分だけの目標を自分からどんどん動いて見つけていかなきゃいけない時代なんだろうね。そういう意味で「詰め込み教育」末期に小・中学校時代を送ってきた私は、「ゆとり」を「良い方向で」活用していける時代になってほしいという気持ちがあったりする。
少し前まで就職活動に迷走していた私のたわ言かも。

おーっいけねーコナン見るの忘れてた!
一時間SPだった!

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